ビューティ市ヶ谷vsクリス・モーガン


世界の頂点が私ではない・・・

「はぁ・・・?なにをおっしゃてるの?私に決まっているじゃありませんか・・・ホホホホホ・・・」

市ヶ谷麗華が選手たちの立ち話を耳にした時にはその選手の前に立ち説教を始めた・・・
そのちぃっちゃい選手から初めて聞いたクリス・モーガンという選手は
世界最強を欲しい侭にし、絶対王者としてIWWFの頂点に立っているそうだ。

「わたくし以外にそんな選手いるはずないですわ!」

「・・・で・・・でもぉ〜、みんな言ってるよ」

「では、確かめて来ますわ・・・あなた達も一緒に来なさいっ!!」

そう言うと、市ヶ谷は榎本綾とその仲間を引き連れてアメリカへと旅立った・・・



そして、アメリカ本土IWWF事務所前

「・・・で、ここがIWWFの事務所ですわね・・・クスリ・モーダン出てきなさい!!」

「ち・・・違うよ、クリス・モーガンだよ」

「どっちでもいいですわ・・・出てきなさい・・・・ハリス・キートン出てきなさい」

「・・・誰?」

事務所前で五月蝿く会話していると後ろから

「そこで何をなさってるの?」

振り返るとそこにはブロンドヘアーを腰辺りまで伸ばしスタイル抜群な絶世の美女が
高級外車から降り、市ヶ谷たちの後ろで事のあらましを眺めていた。

「わたくしがクリス・モーガンですが何か御用かしら?」

「あなたがその・・・なんでした・・・(クリス・モーガンだよ)クリス・モーガン・・・勝負しなさい!!」

「私と勝負をしたい?・・・あなたは一体何者なのかしら?」

「私を知らないとは・・・わたくしは1000億人のファンを持つビューティ市ヶ谷ですわ・・・ホホホホホ・・・」

「・・・フフッ・・・いいでしょう勝負しましょう・・・その前に」

「なんですの?」

「あなたが私に見合うかどうかテストをしてみましょう」

市ヶ谷一行を連れたクリス・モーガンはIWWFのリングに上がると
数名の選手を用意し市ヶ谷と勝負するように命じた。

「私が訳のわかならい方々と勝負させようとおっしゃるの?・・・」

リングに上がった市ヶ谷は数名の選手と対峙すると

「いいですわ・・・この方々を蹴散らせばいいのでしょ」

「・・・what?」

ビューティ市ヶ谷の態度にキレた選手達は怒りを露に襲いかかった



〜数分後〜

リングの中央ではブロンドヘアーを持つ日本人離れしたプロポーションを持つ
ビューティ市ヶ谷が笑いながら倒れ伏した選手を見下している。

「ここの選手はこんなもんですの?・・・あなたもたいしたことありませんわね・・・ホホホホホ・・・」

「・・・思った以上ね・・・いいでしょうお相手いたしますわ」

一旦控え室に戻り、戻ってきた時には
本番用の白い神々しいリングコスチュームを着用し、市ヶ谷の前に立ち塞がった。
市ヶ谷のバストは日本一と言われれば誰も反論しないのだが
このクリス・モーガンの前に立てば、所詮日本一レベルでしかなかった・・・
胸を強調したド迫力の胸を市ヶ谷の胸にくっつけると、フフッと笑いコーナーに向かった。

「・・・ちょっとお待ちなさい」

「・・・ッ?!」

「あなたもこれぐらいのレベルなら闘う必要もないですわ、だから試させていただきますわ」

「・・・そういうこと」

「あなたたちリングに上がってこの方と勝負なさい」

「「「「「えぇーーっ」」」」

声を上げるが市ヶ谷に逆らえるはずもなく渋々リングの上に担ぎ上げられた
綾、つかさ、美沙、聡美は世界最強の女子レスラーの前にビクビクとし体が思うように動かない

「・・・時間が勿体無いのであなた方4人同時にお相手しますわ」

クリス・モーガンは1対4のハンディキャップマッチを提案すると
4人同時ならなんとかなるかもという気持ちで4人は同意した。



〜1分後〜

4人の小さい選手たちは目をぐるぐると回し横たわっている・・・

「なかなかやりますわね」

市ヶ谷の眼に映る光景は惨状といってもおかしくない状況を物語っている。

「別のリングに移りましょう。リングの状態がこれではね・・・」

市ヶ谷を連れクリス・モーガンはIWWFの地下にあるリングへと向かった。



〜IWWF地下リング〜

「こんな施設があるとは・・・」

IWWFの地下リングの豪華さは地上のリングよりも優れていて、このリングの存在を知る選手は
IWWFの選手でも数えられる程と言われている。








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