36話「宿敵!!朱雀対夜叉姫」

宿敵(前々からの敵。年来の敵。)
決闘(生命を賭けて闘うこと。果たし合い。)

この二人はお互いを宿敵。
そう思っているだろう
否、この相手にだけは絶対に負けたくないと思っているだろう

否!!

絶対に必ず倒さなければならないと思っている

殺すか!殺されるか!

互いの命賭けた決闘が今始まる・・・




南の守護神 朱雀




黒夜叉四天王 夜叉姫



この二人は一度死闘を演じている
その時、朱雀は夜叉姫の前に敗れ去っている(29話より)
再び朱雀は夜叉姫と対峙するすることとなるのだが
憎しみは今まで以上になっているはずだ
夜叉姫も朱雀を憎む気持ちは凄まじい

今宵二人が顔を合わせるのは

宿命である





朱雀は夜叉姫が姿を現すと

「夜叉姫!!」

と口走る




夜叉姫も朱雀を見た瞬間

「朱雀っ!!」

こちらも憎しみが膨れ上がる




「南の守護神、朱雀!夜叉姫お前の相手はこの私!!」





夜叉姫も

「望む所よ」

と応戦する





一瞬消えたと思うと




天高く飛ぶ夜叉姫





すかさず朱雀は攻撃をする




が、なんなくかわすと




間髪入れず夜叉姫は朱雀へと攻撃を放つ




朱雀に襲い掛かる火の玉




火の玉をよけた勢いのまま
夜叉姫に向かう



そして




二人の刃は重なるのであった





朱雀の刃により女の命とも言うべき髪が・・・




そして、怒りを露に・・・




夜叉姫の刃により透き通るような白い肌が・・・




そして、怒りの顔へと・・・




互いの体、互いの想いが交差ていくのであった・・・




二人は同時に着地




夜叉姫が少しの油断をした瞬間
突然後ろから




一本の縄が飛んでくると




夜叉姫の首元に縄が巻きつけられるのであった




夜叉姫が振り返ると朱雀が・・・






「お・・・おのれぇぇ・・・」




手から炎を出すと






その炎は縄を伝わり




朱雀へと向かっていく




すかさず朱雀は後方へとひくのであった




身構える朱雀





怒りに震え上がる夜叉姫

「ううぅぅぅぅうううっ!朱雀ぅぅぅううっ!!




「喰らえぇぇぇぇっ」




炎の塊が朱雀へと襲い掛かる




鋼鉄の扉は無残にも破壊されるほどの威力
朱雀は・・・?




辛くも脱出に成功した朱雀だがその後を追って夜叉姫も追撃するのであった

そして、舞台は・・・




続く


inserted by FC2 system